犬を飼うことを考えていますか?
犬を飼うことは大変でそれなりの覚悟が必要です。
何をする時にもメリットとデメリットがありますが、犬を飼った経験からお伝えしていこうと思います。
私は犬を飼うことをお勧めします。
実際自分が犬を飼っていて本当に幸せだからです。
しかし、何も考えなしで飼うことはとても危険です。
自分が思い描いていた生活と違うという理由では手放して欲しくないと思います。。
そのためにも、犬を飼うことの大変さ、メリットデメリットを知って覚悟をもって犬を迎えた方がよいと思います。
私が実際知らずに迎えてしまって知ったことをお伝えします。
犬を飼うことで感じた大変なこと4選!(デメリット)
私は前情報を知らずに犬を迎えたので、飼い始めのころは毎日が戦いでした。
犬を飼うということは本当に覚悟が必要であると実感しました。
大変なことは沢山ありますが、私が感じたことを4つ選んでお伝えします。
①お金がかかる
とにかくお金がかかります。
お金がかかるということも覚悟をしておかないといけないことです。
それでは何にお金がかかるのでしょう。
犬を迎えるための準備や日々の生活で必需品としてかかるのは。
サークル、クレート、ベッド、トイレ、水のお皿、は普段犬が安心して生活するための環境作りとして必要になります。
ペットシーツ、は消耗品として良く買います。
ご飯は毎日食べるので必ず必要ですし、、消臭剤、ケア用品(シャンプー、ブラシ、爪切り、歯ブラシ等)なんかも準備しておくと良いと思います。
お散歩に必要な、お散歩バッグ、首輪、リード、足ふき用ウェットティッシュ(洗う場合はタオル)も必ずあった方がいいものです。
何かと買ってあげたくなっちゃうものにはおもちゃ、おやつ、服などがあります。
病院代もばかになりません。
狂犬病予防注射(毎年1回法律で決められています)
任意のものは:ワクチン(基本毎年1回、まだ体の中に残っていると打たなくても大丈夫なのですがワクチンチェックが必要)、フィラリアのチェックと薬、ノミダニの薬、
避妊去勢手術(絶対ではないですが)
その他必ず一度は怪我や病気で病院に行くと思います(うちの子は、来て間もなく下痢が続き、階段から落ちて、息が苦しそうで、尿結石で、目の充血で、もう一頭はアレルギーで、慢性の消化器系の病気になり、皮膚のがん等でお世話になりました)
美容院代もかかる犬もいます。
毛が短い犬種の場合さほどかからないとは思いますが、毛の長い犬種や毛玉ができやすい犬種の場合、トリミングやシャンプー代も頭に入れておいた方がいいと思います。
旅行に行くときのペットホテル
今までは旅行に行くときには自分の旅行代だけだったのが、長期の旅行では犬はペットホテルに預けるようになると思います。
一緒にいけたら一番いいのですけどね。
②犬中心の生活になる
今までは自分の自由な時間も犬を迎えるとその自由も奪われます。
朝うちの子はご飯を催促の為に私を起こします。
ご飯は自分たちのご飯とワンコのご飯と準備する必要があります。
朝ニュースを見たり、本を読んだりする時間に遊べと来ます。
うちはお家の中でおトイレをさせるのですが、排泄の処理はしたらすぐにしないといけません。
(子犬の時はお留守番をさせた時には必ずうんちとおしっこまみれになってしまい、サークルの掃除と犬を洗うのが必須になっていました。今思えば申し訳ないことをしてしまっていました…)
今まで気軽にできた旅行も、留守番させる場合はどこかに預ける必要がありますし、一緒に旅行を出来る場所を探す場合は場所も限られたりします。
一人暮らしで犬を飼う場合は夜遅くまでの飲み会などを控えるようになるかと思います。
お留守番が出来ないワンコだと気軽に友達とお茶をすることも出来なくなる時もあります。
毛が抜けるので、掃除をまめにしたりコロコロを使う回数が増えますし、服やあらゆるものに毛がついてしまうのを覚悟しないといけなくなります。
③毎日の散歩
仕事で疲れていると、意外と大変なのが散歩です。
仕事で遅くなった時、色々な用事で忙しい時なかなか厳しかったりしますよね。
うちの犬は短頭種なので夏の暑い時間帯の散歩は命取りになってしまうので行きません。
必然的に朝早く行っています。
今ではだいぶ習慣化されてきましたが、最初のころは朝早くに起きるのがとても大変でした。
小さい犬は散歩をしなくていいというのは大きな間違いです!
散歩は基本毎日必要です。
人もうちに引きこもってばかりいると精神的にもよくないですよね。
エネルギーを発散させることができずに、ストレスになって吠えたりいろんなものをかじって破壊するようになってしまいます。
問題行動が多い犬はだいたいがエネルギーの発散が出来ていない犬です。
うちもお散歩が足りていなかったのだと反省させられました。
④しつけが必要
他の魚や小動物などのペットと違い、しつけが必要です。
それは、犬は人間と一緒に行動することが多く、しつけをしなければ他の人たちに迷惑をかけてしまうことが多くあるからです。
他の人ばかりではなく自分も生活するうえで大変になります。
一番最初に大変だったのは、トイレのしつけです。
やり方など本でちらっと読んだだけだとよくわかりません。
うちも何度も失敗しました。
大変な思いをしながらやっと覚えたのです。
他にもどんなしつけをすべきかを私は知りませんでした。
しつけをしない犬はどのようになってしまうのでしょう?
とてもワガママで人間に言うことを聞かない犬になります。
私は犬を飼い始めの頃はしつけを良くわかっていませんでした。
勉強を始めたのが遅かったので、多少よくなってきてはいるものの先住犬のパグは結構わがままになってしまいました。
人間の社会で一緒に暮らす為に必要最低限のしつけはしておくべきだと痛感。
「飼い主の言うことが聞ける・我慢が出来る・落ち着いていられる」これらが出来るようにしつけをしたらよいと思います。
今では、しつけを学べる場所が沢山あります。
自分に合ったものを選んで上手に使っていくとよいと思います。
私が実際に感じた犬を飼うメリット
大変な思いはするけれど、犬と一緒に暮らすことは本当に素晴らしいです。
何をするにもプラスアルファなものがあります。
生活自体を豊かにしてくれます。
ここまでは大変だったり、デメリットについてお伝えしてきましたが、ここからは、私が感じたメリットをお伝えします。
毎日が楽しくなる
人だけで生活をするよりも、喜びを共有することができる時間が増えます。
しつけをとってみても、教えてあげたことを理解してくれた時には本当に嬉しくなります。
可愛らしいしぐさを見せてくれたり、一緒に遊ぶことで自分も楽しくなって気分がアップすることもあります。
愛犬を喜ばせようと色々と買ってあげることも何気に楽しかったりします。
写真や動画をとる回数も格段に上がりますし、それを他の人に見せて自慢したりもします(笑)
先ほどデメリットであげた散歩ですが、実はメリットにもなるんです。
自分だけでは散歩なんてあまりしませんが、犬が一緒に散歩をすると軽く1時間は過ぎてしまいます。
気分もリフレッシュできるし、いい運動になります。
癒される
犬は人間にとても上手に寄り添ってきてくれます。
人間の気持ちを敏感に感じ取ることができ、うちの子も寂しそうにしていたりするとペロペロと舐めて慰めてくれます。
落ち込んだ時には、ぎゅっと抱きしめるだけで癒されていきます。
犬の存在そのものが癒しを与えてくれます。
夫婦の会話が増える
一緒に犬を育てることになるので、ご飯あげたよとか、今日はこんなことがあったよとか本当にちょっとしたことが会話になります。
面白いことがあると必ずお互いに報告し共有して楽しんでいます。
喧嘩をした時にも、犬がいたおかげで仲直りすることも多いと思います。
必ずご飯をあげないといけないですし、犬のお世話をしているうちに仲直りしているということが多いですね。
うちの子が様子がおかしかったり、病気の疑いがあった時にも協力しないといけなくなるので必然的に会話は増えます。
生き物を大切にする心が育つ
2頭目のうちのワンコは体がちょっと弱くて心配することが多かったです。
やたらと前足を舐めまくってそのうちガブガブと噛み始め心配になって病院に行ったらアレルギーでした。
ご飯を変えたりしましたが、その後には慢性的な腸の病気になり、その病気はほっておくと死んでしまうような怖い病気でした。
病院に診てもらうと共に、自分でもネットや本を読んで必死に勉強しました。
絶対に死なせないと強く思ったのです。
食事はアレルギーが多かったので、犬の栄養士の先生に相談し食事を手作り食に変えました。
毎日便の様子を見て、毎日体重も量り、記録を付けていきました。
その後も皮膚の癌が見つかり、手術をしました。
今ではとっても元気になりましたが、本当に毎日心配で心配で仕方がありませんでした。
そのようなこともあり、生き物を育てる苦労を知りましたし、知らず知らずに大切にしてあげたいという心も育っていったと思います。
メリットデメリットを知ったうえで犬を飼うための覚悟とは
犬を飼うということは、命を迎えるということです。
自分の子供だとしたら、どんなに大変であっても投げ出すことはしないでしょう。
自分は二の次になって、守ろうとするのではないでしょうか。
犬を飼うということは、それなりの覚悟が必要になります。
生涯共に暮らしていく覚悟
犬を飼うということは自分に家族が増えたようなものだと思います。
家族というものはとても深い絆で結ばれて、色々な困難を乗り越えていく関係であると思います。
家族間でも毎日楽しいわけではありませんよね。
自分が犬と暮らしていこうとするときに思い描いていた暮らしとは違った時、どうしますか?
こんなに吠えると思わなかった。
怒って噛んでくるから嫌になった。
世話が思っていた以上に大変で自分には無理だと思った。
老犬になって大変だから。
色々な理由で一度迎えた犬を飼育放棄する人が増えています。
犬を迎える前に、本当に自分はどんなことがあったとしても生涯面倒を見るという覚悟が必要だと思います。
老犬になると、人間のように認知症もあります、わけもなく吠えたり暴れたりすることもあります。
筋肉も衰えて歩くこともままならなくなっていきます。
それでも最後まで一緒にいる覚悟が必要です。
自分が責任をもって育てる覚悟
ずっと一緒に生活はしていたとしても、放置していたり、環境がよくなかったりした場合、犬が幸せと感じられないと思います。
愛情を持ってお互いに幸せになれる環境づくりが必要になります。
言葉で会話することができない分、コミュニケーションをいかにしていくか、自分も犬をちゃんと理解してあげる必要があると思います。
私も何も知らずに犬を飼い始めたので、失敗ばかりの連続でした。
今勉強をしているので、それなりに犬の事が分かってきたので、以前よりも理解力が上がったと思います。
病気になった時にどうするか、そういう場面も頭に入れておいかないといけないと思うのです。
犬を飼うのは大変で覚悟がいる?:まとめ
犬を飼うということがいかに大変でそれなりの覚悟が必要かということをお伝えしてきました。
メリットもたくさんありますし、デメリットもたくさんあります。
私は何も知らずに飼い始めたのですが、本当に大変な思いをしました。
お金も思っていたよりも掛かりました。
しかし、今も11歳のパグと8歳のボストンテリアと生活を共にしていますが、大変ではありますが毎日笑いの絶えない楽しい日々を過ごしています。
自分の生活にあった犬種を選んで、犬を飼うメリットとデメリットを理解し、犬の習性やしつけの仕方などを勉強することで犬との生活が素晴らしいものになっていくことと思います。
犬を飼う大変さと覚悟をお伝えしましたが、愛情を与えればそれ以上に愛情を返してくれるのが犬という生き物であると思います。