ボランティアといっても沢山の種類がありますね。
最近でいえば、2020東京オリンピックでサポートしてくださっていたのも、ボランティアのみなさんでした。
海外の方からも多くの称賛を頂いていましたが、ボランティアで大切なことって何でしょうか。
私もいくつかのボランティア経験がありますが、その中で感じたことをお伝えしていきたいと思います。
ボランティアをやる事によって得られたことも多くあります。
無償で誰かのために何かをやり、お互い助け合って暮らしていく優しい社会が普通になればいいなと思っています。。
本来の人間が生き生きと出来る環境はそのようなところだと私は思います。
こちらでは、ボランティアで大切なこと、ボランティアで得たことなどを紹介します。
ボランティアを始めるきっかけになることが出来たら幸いです。
ボランティアを始める前に知るべき大切なこと
ボランティアに関心はあるけれど、自分は出来るかな。
そもそもボランティアってどんなものなんだろう?
と考えていませんか?
まず簡単にボランティアの原則とマナー、どのようなものがあるのかを紹介していきますね。
ボランティア4つの原則
1 自主性・主体性
2 社会性・連帯性
3 無償性・無給性
4 創造性・先駆性
1 自主性・主体性
自らが考えて、自らの意思によって始める活動でなければなりません。
誰かに言われたからとか、イヤイヤながらやるものではありません。
2 社会性・連帯性
社会の中の問題、課題に対してそれぞれが考え、みんなで一つとなって解決するために取り組んでいくものです。
3 無償性・無給性
自らの利益を求めるのではなく、感動、喜び、出会いなどの精神的な報酬を得る活動であること。
4 創造性・先駆性
今あることにとらわれることなく、何か出来ることはないかと想像力を働かせて開拓していく活動。
ボランティアをする上でのマナー
ボランティアをするにもマナーがあります。
ボランティアはチームでやっていくものなので、協力しあい、お互いに気持ちの良い活動が出来なければいけません。
ボランティア先の決められたルールを守る事、時間を守る事は基本です。
ボランティアをしていくと個人情報なども知る事もあります。
個人情報や秘密は守りましょう。
お互いの信頼関係がとても重要です。
ボランティアは遊びではないので、おしゃべりばかりしていたりすることもダメです。
必要とされているからいるということを忘れないようにしましょう。
ボランティアに参加したら、積極的に何かやる事はないかを探しましょう。
人手不足で限られた人数で活動しているところなどは、なかなか一人ひとり見ることが出来ないこともあるので、誰がどのような状況なのか分からないこともあります。
自ら次は何をしたらよいか尋ねたり主体的な行動が望まれます。
善の押し売りはやめましょう。
相手が望まないことをやってあげるという気持ちでは伝わらないですし、お互い嫌な気持ちのみが残ってしまいます。
どんなボランティアがあるの?
人へのサービスを提供するもの
ご老人が体が動かなかったりした場合の買い物や掃除などの家事の代行、壊れたところの修理や日曜大工、様々な分野での電話相談サービス等
人と交流するもの
老人ホーム慰問での交流や、子育て等の様々な分野での悩み相談の交流、国際交流等
支援
物資の支援、介護支援等、
伝統文化継承
日本文化の紹介、着付け教室、伝統芸能披露、文化財保存等
環境問題・自然保護・動物保護
ゴミ拾い、植樹、、犬や猫の保護等
街づくり
地域を盛り上げる活動
防災、災害
災害が起きた時のボランティア
運営スタッフ
スポーツ等の運営スタッフ
ここに書いていない沢山のボランティアがあります。
自分の関心のあるものを選んでチャレンジしてみましょう。
私がボランティアで得たこと
こちらでは、実際に私が参加したボランティアはどんなものだったか、その中で得たものはどんなものだったかをお伝えします。
それぞれやりたいと思う活動は違いますが、何かのヒントになればと思います。
私がやったボランティア
私もいくつかのボランティアに参加してきました。
はじめは、海外での国際交流をしました。
ロシア方面に行きましたが、日本文化の紹介で、着物の着付けをしたり、折り紙を教えたり、日本の料理を作って食べてもらったりしました。
とても喜んでもらえて、お返しに、あちらのダンスを見せていただきました。
お互い片言の言語で会話したりして、楽しくもあり、大変でもありましたね。
日本語の勉強をしている子に教えてあげることもありました。
私は教えるスキルがなかったので、どのように教えてあげたら分かるのかと悩んだのを思い出します。
孤児院への物資の支援と交流会もやりました。
日本でのボランティアは、地域で日本語教室があったので参加しました。
様々な国の人達が集い、ボランティアスタッフとの会話をして日本語の勉強や会話のスキルアップを図る活動でした。
私が担当したのは、韓国の学生、ドイツの会社員、オーストラリアの英語の先生、ブラジルの学生でした。
そこに集う外国の方たちは、流暢に話せる人から、ほとんど話せなくて、英語で交流し日本語を少しずつ教えていったり、身振り手振りで教える人まで色々です。
韓国の学生は日本語は学校で習っているので、会話をもっと出来るようになりたいとボランティアの方にも参加して、普通に会話を楽しむ時間になっていました。
このような交流系のボランティアはとても楽しく、無理なく継続できました。
自分に合っていたのでしょうね。
ゴミ拾いや、炊き出しなどのボランティアもやったことがあります。
他には、犬の勉強を始めるようになってからは、犬の関係のボランティアに参加しました。
犬の保護活動です。
保護された犬のケアボランティアでは、ケアのやり方を教わりながらやりました。
耳の汚れ、涙焼けのケア、歯磨き、ブラッシング等でした。
大人しくケアをされる子もいれば、とても嫌がる子もいます。
嫌がる子は声をかけながら様子を見ながらやっていきました。
他に、保護犬は人慣れしていない子もいるので、人慣れのボランティアです。
警戒している状態を少しずつ慣らしていく為にご飯をあげてみたり、近くに座って何もせずただいるだけということもありました。
そんなことを続けていくうちに、少しずつ変わっていくのです。
そのような犬たちが家族を見つけて旅立つときは本当に嬉しいです。
私がボランティアで得たこと
国際交流では、実際にその国へ行き、おこなったので、日本との違いを肌で感じることが出来ました。
日本の良さも改めて感じる事が出来ました。
日本人のサービスは本当に細やかです。
日本にいるとそれが当たり前なのですが、海外に行くと、とても感じます。
日本は本当に安全で過ごしやすい国なんだと気づかされました。
海外に行くと、違った文化に触れ、考え方も変わる事が多いです。
それは人それぞれ違うと思いますが、私は恵まれた環境に生まれたことに深く感謝するようになりました。
もちろん日本だけが優れているわけではなく、他の国の素晴らしいところにも触れ、刺激も受けました。
海外で生活をすると会話もままならないので、心を込めて笑顔になったり、感謝を伝えようとします。
伝えようと必死なのですが、意外と通じていくもので、そんなところも魅力の一つだなと感じます。
忘れていた何かを思い出させてくれるのも海外ボランティアにはあると思います。
ボランティアを始める時は、「自分に出来ることがあるのなら誰かの助けになりたい」
と始めると思いますが、学ぶことも多いですし、喜ばれて、感謝されることで精神的な満足感が得られます。
心が喜ぶ感覚を味わえます。
生活に潤いが生まれてくるそんな感覚でしょうか。
与えられることもかなり多くあります。
そして、ボランティアに参加したことで、海外の友人も出来ました。
忘れられない出会いもありました。
なかなか気軽に会うことが出来ないですが、ふとした時に良く思い出します。
海外ボランティアだけではなく、ボランティア全般を通して、行動力がつきました。
やりたいと感じたことはやってみようと行動に移します。
行動することによって新しい出会いもあり、新しく身につくこともあります。
ボランティアで大切なことや得たこと:まとめ
ボランティアに参加するうえで大切なことをお話ししました。
ボランティアの4原則、「自主性・主体性」、「社会性・連帯性」、「無償性・無給性」、「創造性・先駆性」
ボランティアにおいてのマナー。
ボランティアに参加して私自身が得たこと。
ボランティアに参加して得られることは、人それぞれ違うと思います。
同じ志を持つ人との出会いはとても貴重なものがあります。
生き方や考え方も変わってくることでしょう。
絶対にやらないといけないということはありませんが、やってみると何かしら得るものがあると私は思っています。
ボランティアで大切なことや得たことをお伝えしましたが、この中から何か一つでも感じていただき、ボランティアをやるきっかけになることが出来たら幸いです。