学生時代にはあまり気にすることもなかったけれど、社会人になって働くことによって、職場での人間関係に疲れたと思うことありますよね。
学生の頃は自分で関わる人間をある程度選ぶことができ、関わりたくない人とは関わらなくてもいられたのに。
社会に出たらそうも言ってられません。
会社に就職をして、職場には上司がいて先輩がいて、そのうち後輩が出来てくる。
自分の苦手な人間が上司だったとしても、関わらずには仕事にならないので、自分の気持ちを抑えて従っていくとなると、本当に疲れたと感じてしまいますよね。
これから、そんな職場の人間関係に疲れてしまってやる気が起きなくなってしまった方に一歩前進していけるポイントをお伝えしていきたいと思います。
悩みをまずは明確にする
まずは、頭の中を少し整理してみましょう。
ただ漠然に苦しんでいても解決できないこともありますから。
私が今まで悩んだ時にやってみたことをお伝えします。
上司と先輩との関係
今まで私が働いてきた中でも、いい上司と嫌な上司、いい先輩、嫌な先輩がいました。
いい上司、先輩というのは、自分を理解してくれて、自分が失敗した時にはちゃんとそれをもとに成長に導いてくれる上司と先輩でした。
どんなに厳しく指導されたとしても、そこに愛情を感じることが出来ました。
しかし、嫌な上司、先輩はすべて感情丸出しで叱り、言葉は人を傷つける言葉を使い、心をぽっきりと折ってくる。
私、嫌われていますか?と思ってしまうほど。
たとえ正論を並べられたとしても、この人の下では仕事したくないっと思いますよね。
他にも、毎回言っていることが変わる人いますよね?
統一性がないのでどう動いていいか分からなくなります。
それなのに叱られたりして…
報告連絡相談しなさいよというけれど、近づくのも嫌になってしまうし、相談をした時にも冷たい態度を取られたら本当に嫌になります。
まずは自分がどんな感情になるのか考えてみましょう。
どんな時にその人が嫌だと思いますか?
どんな態度をされたときにその人が嫌だと思いますか?
後輩との関係
ある程度仕事を続けていくと、自分にも後輩が出来ますね。
仕事の内容を教えるのはいいけれど、本当にこの子やる気はあるのかな。
人の話を聞く態度がとても気に入らない。
ちゃんと教えているのに自分勝手にやってばかりいて、失敗ばかりする。
口答えばかりしてきて本当に頭にくる。
後輩のくせに私の事をバカにすすような態度をとって、全く誠意を感じられない。
マウントをとってくる。
あの子のせいで自分が怒られてばかり。
色々な問題が後輩がらみでもあるかと思います。
何故後輩は言うことをきいてくれないのでしょう?
後輩から求められていることは何でしょう?
自分自身の問題
元々人とのコミュニケーションが苦手で人間関係をうまく築くことが出来なかったりする人もいると思います。
どうしても自分に自信が持てなくて、人からどう評価されるのかを気にしすぎてしまうことがあったりしませんか。
他の人は楽しそうにしているけれど、なんだか自分だけ孤立してしまって、職場にいるのも苦しくなってきてしまうこともあるのではないでしょうか。
コミュニケーション不足だと、仕事の面でも抜けが出てきてしまったり、誤解が生じてしまったりとうまくいかないこともある事でしょう。
自分はうまくやっているつもりでも、何故かいつも孤立してしまう人も中にはいるかと思います。
孤独な職場はとてもつらいものがありますよね。
孤立してしまっている原因は自分で理解できていますか?
職場での人間関係に疲れた時の私なりの解決方法
人間はそれぞれに育った環境も違えば、年齢によっても教育された内容も違いますし、それぞれの価値観や性格もバラバラです。
職場内でも仕事に対してのやる気や物の見方も違うと思います。
そのような中で全員が一つになってやっていくことはほんとに大変ですよね。
上手に人間関係を築いていくために何ができるでしょうか?
誰かに相談してみる
職場にいる時間って、自分の家族といる時間よりも長い場合もありますよね。
どうせ一緒にいるならば、何とかこの状況を変えて毎日を嫌な思いを抱え込むことなく過ごしていきたいものです。
友人に相談してみたり、上司、先輩に相談してみるというのも一つの方法です。
自分だけで思い悩んでしまうと心の病気になってしまいます。
感情的になるのではなく、まずは自分の気持ちをノートに書いてみると整理されるので整理してから話すようにした方がいいと思います。
話すことで自分の気持ちもすっきりすることもありますよね。
職場全体で問題解決に取り組んでいく場合もあります。
しかし、そのことで陰でいわれるようになるパターンもありますよね。
人間には表の顔と裏の顔があったりします。
そこがまた人間関係を難しくし、混乱させていきます。
もしも話し合いをして、自分に直すべきところがあって直したとしても相手が変わらない場合は、無理に必要以上接触することはないと思います。
自分を理解する
意外と冷静に自分の感情を理解できていないときありませんか。
私が自分の心の中を整理したいとき、あまり人に言いたくない時は紙に思いっきり、心の中にたまりにたまった感情を書き殴ります。
誰にも見せるわけではないので、思いのままに書いてみるのです。
そのうちに自分に非がないかも考えてみます。
「あの時ああ言われてむかついたけど、よくよく考えてみたら自分も悪かったかもしれない。」とうこともありました。
だんだんと整理できてくるときもありますし、自分が引っ掛かる部分はここだと理解することが出来ます。
本を読むこともとてもいいですよ。
迷いや悩みがあるときに本を読むと解決方法などを見つけることもよくあります。
自己啓発本もたくさんあります。
自分を理解することも相手を理解することも出来るようになると思います。
転職をする
本当に今の人間関係が嫌で嫌で、ストレスになってしまい仕事も思うようにできなくなってしまい、体にも支障が出てきてしまうようなら転職を考えるのも一つの方法です
どうしても合わない人は誰にでもいると思います。
私自身人間関係が理由で転職をしたことがあります。
転職の理由としてあげられるのも人間関係がかなり多いということもよく聞く話です。
転職をしたから自分は負けというのもないですし、人生失敗したということもないです。
ダメなら潔く転職ということもありかと思います。
でも、全く何の努力もなしにというのはよくないかとは思います。
転職に対してなんとも思わなくなってしまったり、コロコロと変える癖が出来てしまうと人間関係を築くことも出来なくなってしまいます。
ただ逃げることを続けていると、自分に自信もなくなってしまうので、何か一つでも努力してみてください。
職場の人間関係に疲れた時に切り抜ける私の考え方
仕事はとてもやりがいもあって、ずっとやりたかった仕事なのでやめたくはない。
でも本当に人間関係が嫌。
何とかこの状況を変えていきたい。
そのように思う人もいると思います。
そんな時は自分の内面を少し見直してみましょう。
仕事だけの人間関係と思って付き合ってみる
人生の中で本当にたくさんの人と出会っては別れ、出会っては別れということを繰り返していきますよね。
その中でも自分の事をちゃんと理解してくれて、受け止めてくれる人がいるのであれば、
職場の人間関係は仕事だけの付き合いと割り切って付き合っていってもいいのではないでしょうか。
そう割り切ってしまえば、たとえ表面的であったとしても、仕事の目的のために目の前の上司に従い、後輩を指導していくと思えるのではないでしょうか。
私も馴染めない職場で苦しんだ経験があるのですが、その時は自分を理解してほしい、何とかみんなに合わせてうまくいかせようと努力しましたが、空回りし、家族にいえず八つ当たりしてしまったことがあります。
私にはその時趣味で音楽をやっていたのですが、その仲間とは自分を飾ることなく素の自分で付き合うことが出来ました。
この仲間がいるのだから私は大丈夫だと感じることが出来たのです。
今は職場では結構割り切って付き合うことができ、無駄に理解されたいという思いもなくなり、仕事をやっていくうえで自分を理解してくれる人が必ずいると思えるようになりました。
腹が立ったとしても、苦しくても、仕事の為の付き合いです。
深く付き合う友人や余暇を楽しむ友人や家族が他にあるならばいいと思うのです。
趣味から一生の友人を見つけることも出来たりします。
自分が大切にしたい人の見極めはとても大切だと思います。
仕事の人間関係が良くなくて、大切にしたい人達にあたってしまったり、八つ当たりしてしまってはいけません。
それこそ孤独になってしまいます。
大切にしたい人を本当に大切に出来るように、仕事とプライベートをしっかりと分けて考えてみましょう。
仕事の仲間とも、雑談を交わしながら付き合っていくうちに仲良くなって、いい関係性を築けるときももちろんあります。
私も最初は苦手と思っていた上司に、真面目に仕事に取り組む姿勢を評価され、今ではとてもいい関係を築くことが出来ています。
自分の人生の中で必要な人だと思う
自分の人生で出会う人は全体から見るとほんの一握りです。
自分の人生というストーリーがあったとしたら、自分はもちろん主人公になりますね。
その中で出会う人は、実は自分の人生の中で必要な人達なんです。
人はただ時間を過ごしているのではありません。
その中で、自分を成長させていかなければならないのです。
自分が出会う人も出来事もみんな自分自身の成長の為なのです。
楽しくていいことしか起こらない人生なんてないと思います。
それは心が成長しないからだと思います。
子どもは母親の愛情を一心に受けたとしても反発するようになっていきます。
自我が芽生えて一人立ちしていきます。
自分という人生を歩くためです。
人間の心の成長の中で人間関係というものが深くかかわっていきます。
職場という環境では自分では選ばない人と出会います。
その中で成長するためなのです。
自分にとって嫌な人、実は自分を成長させてくれる人と思ったら、相手を見る目も変わってくるでしょう。
相手も実は成長段階の人間なのです。
嫌な部分は相手が成長しないといけない部分かもしれません。
相手に振り回されず、自分はどういう自分になりたいかを考えてみましょう。
環境を変えて新しく出発しようと思ったのに、また同じような人間と出会ったとか、同じ問題が起こったとかありませんか?
私もありました。
最初人を見下すような態度で、何も知らない私を冷たく扱う人がいました。
一度私はそういう状況から逃げました。
でも、新しい職場にも同じような人がいたのです。
その時は、逃げずに素直に従い、目の前の仕事をコツコツとやる事に集中しました。
はた目から見ても私がいじめられているように見えたと後から聞いたほどです。
謙虚に言われたことを真面目に取り組んでいくうちに、私に味方して助けてくれる人が出てきました。
そして、いつの間にか自分が苦手だと感じていた人が転職していなくなってしまったのです。
それは私が自分の課題を乗り越えたからなのかもしれません。
自分が何かを越えられたとき、環境は自然と変わっていきます。
それとともに、その課題を越えられたときに人間の成長があるのです。
沢山の気づきがあるのです。
もし、人から非難されたり理解されなかったりする時、必ずあなたを見てくれて理解してくれる人が必ずいることを覚えておいてください。
誰も見ていないと思っていても、必ず見てくれている人はいるんです。
これは一つの例に過ぎないと思います。
人それぞれ違うので、職場の人間関係で何かしら越えるべき課題を見つけてみてください。
職場の人間関係に疲れたときには:まとめ
職場の人間関係に疲れたと感じてしまうと本当に毎日が辛くて、生きることも苦しくなってしまうこともあると思います。
でも、自分という人間を見失うことなくその困難を乗り越えていきましょう。
苦しい状況を乗り越えることが出来た後には必ず自分自身の成長と大切なものが見えてきます。
沢山苦しんだ分、沢山泣いた分相手のことを理解できるようになります。
感情豊かな人間になることが出来ます。
愛情深い人間になることが出来ます。
職場の人間関係で疲れたと感じている時は考える余裕がないかもしれません。
でも、もしこのブログを読んで何かを感じてくださったら幸いです。